
【出身地など】
鳥取県若桜町出身、八頭町在住
1978年(昭和53年)生まれ
【資格】
免疫療法士、正看護師、精神保健福祉士、日本よもぎ健康法指導員、よもぎケアリスト
髙濱 ルミ子
店主私は自然豊かな八頭町に在住の10歳と7歳の子を持つ母です。
小さい頃から喘息やアトピーなど病弱だった私は医療や薬に頼るのが当たり前の生活をしてきました。
20代は看護師をしていましたが、慢性的な肌荒れに悩み、皮膚科を転々としたり、エステに行ってみたり・・・
でも、どれも一時的に症状を抑えるだけで根本的な改善にはつながりませんでした。
30代は辛い妊活や親友の病死をきっかけとして『からだを見直す』『丁寧に生きること』を意識するように・・・
そして40代を前に、セラピストの学校で私達のからだに本来備わっている免疫力を高めるセラピーを学び、実際に触れることを通して、人が本来持っている力を強く実感しました。触れることの効果は絶大です。
家庭でも子どもの頑固な便秘や風邪のケアに活用するなど、毎日の生活に笑顔と感謝の気持ちが増えました。
女性が笑顔だと家族もみんなが明るくなります。
これからは、私自身もひとりの女性として、また不妊治療経験者として、母として、そして、セラピストとして、思春期の生理不順や妊娠を望む女性、子育て中のお母さんや更年期など、女性が生涯を通して元気に笑顔で過ごせるような活動をしていきたいと思ったときに出会ったのが"よもぎ"です。
よもぎはいつも身近にあり、子供時代に遊んでいて転んだりすると、よもぎを摘んで子供同士でお手当しあっていたのを思い出します。
また、母が作ってくれるよもぎ大福が子供の頃から大好きで、よもぎの香りと独特の味にいつも心が和みます。
よもぎがからだに良いのは、以前から何となくは分かっていました。
でも、身近で普通に生えている"よもぎ"をわざわざ育ててみようと思うことはまずありませんでした。
それが、今は、よもぎを自家栽培し、よもぎ蒸しやよもぎ風呂、食べたり、飲んだり・・・生活の中に自然なかたちでよもぎがあります。
主人や子供、両親まで巻き込んでのよもぎ農家。
そのきっかけといえば、数年前に健康科学(薬草学)博士でよもぎ健康法研究会会長である大城築先生にお会いして、よもぎの素晴らしさを教えていただいたことです。
その時、一緒によもぎについて学んだ方々が、皆さんセラピストでありながら、よもぎ蒸しをされているオーナーさんでいらっしゃったことから刺激を受け、よもぎ蒸しについても興味を持ちました。
そこで、1番こだわったのはよもぎ蒸しの主役でもある「よもぎの品質」です。
女性のデリケートなところに届くものだから、安心安全なよもぎが蒸しがしたいと・・・。
そして、よもぎ農家になることを決意しました。
「心土不二=この土地で育ったよもぎだからこそ、からだに無理なく、からだがよろこび、からだのチカラもひきだしてくれる」
実は、大城築先生から、日本のよもぎは35種類あり、その中で薬効の高い品種は4種類あるというお話を伺った時から、「そのよもぎが育ててみたい!」そんな直感がありました。
そこから、長年にわたり薬効の高いよもぎを有機無農薬栽培されている県外の農家さんの元へ行き、栽培方法を教えていただき、よもぎを譲っていただいて、生まれ故郷である若桜町の休耕田に1500株のよもぎを植えました。
昔は田舎の不便さが嫌で、自然しかないのが退屈に思えていました。 ですが、40歳を過ぎた今、自然の中にあるものを意識していただくようになり、人は自然のリズムの中で生き、私も自然の一部なのだと感じるようになりました。
鳥取県と兵庫県の県境、わかさ氷ノ山スキー場の程近くにポツンとあるお店「ほっこりよもぎ家Kizuku」
ここは、びっくりする程に自然と一体化し、動植物を身近に感じ、本来の自分に戻れる場でもあります。
この手つかずの自然がとても力強く、そして優しく寄り添ってくれているように感じます。
ありのままの自分と向き合いたい方、ストレスの多い日常から離れたい方には、よもぎ蒸しや施術で疲れを癒すことももちろんですが、ただ、ここでゆっくり過ごすだけでも意味があるかもしれません。
冬季は雪の為、お店はcloseしますが、春~秋の季節ごとに変わる景色も楽しみのひとつです。
一日一日変わっていく山の表情をぜひ五感で感じてください。
山の中のお店でよもぎの香りと共にお待ちしております。