一週間前に救急車で運ばれた92歳の祖父。搬送先の病院で検査をしてもらったところ、胸のあたりまで便が沢山たまっていたようで、浣腸をしてもらい、ちょっとだけ便が出て、下剤を出してもらい、その日のうちに帰宅しました。
家族も大したことなくて良かったとひと安心。一件落着のように思っていましたが、祖父が日に日に怒りっぽくなり、被害妄想のようなことも言い出して大変だと母から連絡がきました。
一昨日、仕事が休みだったので帰省したところ、たしかに祖父が怒っていて、「誰も何もしてごさん。病院に行ったって誰も治してごさん。腹が痛たたた・・・」と大きな声で訴えていました。母いわく、あまりにもしんどそうなので、その日の午前中に近くの病院に連れて行ったけれど、浣腸してもらってもほんの少ししか便がでず、便秘の頓服薬を出してもらったとのこと。
祖父は「腹もひとつも見てごさんし、病院に行ったってえらいのは治らん。」と不満げ。
お腹を見て触れてみて、祖父が怒る気持ちも分かってきました。だって、ほんとにパンパンで、硬くて、これ以上は無理っていうくらいに張っていました。これは辛いわ~、そりゃあ周りにも当たりたくなるわなぁって思いました。
早速、腸もみ開始。私が今まで触れてきた中でも最高齢者の腸もみです。触れるとお腹も冷えています。
ゆっくり丁寧に気持ちをこめて施術しました。施術中。硬い便がお腹の中で移動する度に祖父が「痛たたた・・・」としかめ顔。だけど、腸がうごかないと便は出てくれないので、祖父も頑張ってました。施術後はお腹もぽかぽかに。年齢的にも感覚が鈍い祖父でも「こりゃぁ温もった。気持ちがええわ。」と。
足もみもプラスし、腸の反射区も念入りに。
そして、翌日朝、ついに!!沢山の便が出て、祖父が泣いて喜んでいるとの報告がありました。
ほんとに良かった。
高齢者は活動量も減り、腸の蠕動運動も弱ります。第二の脳と言われる腸。腸の状態が悪いと精神状態も悪くなる。まさしく祖父はそんな感じでした。
祖父は医療に文句を言ってましたが、私も看護師時代にはここまで本格的な腸もみは不可能でした。食事や運動が大事なことは分かっていましたが、下剤、浣腸が当たり前すぎて、自然に出すことに視点が向いていませんでした。
改めて、腸もみを教えてくださった井上先生に感謝です。ちゃんと向き合うことで、年齢に関係なく、腸本来の動きをちゃんとしてくれる。人間の身体ってほんとに素直で愛おしい。
祖父の腸もみ、今後も続けていきたいです。
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