参観日での気づき

今日は小学1年生の息子の参観日でした。

授業は道徳。

朝から「なんで道徳なんだよ・・・たいぎい」という息子。

そしたら・・・

授業中、手を挙げず、ただ興味がない感じで座っている息子がいました。

その時、私の中でわきおこった感情といったらマイナスなことだらけ。

そして、そんなことしか思えない自分にがっかりしました。

息子は息子らしく・・・それが一番だと思いながら、

手を挙げることがいいこと

良いことをいうのがいいこと

ちゃんと先生の言う通りのことするのがいいこと

お友達と同じようにすることがいいこと

いつの間にか、一般的な普通の、親から見て都合がよく、模範的な子供の姿を求めようとしている自分。

先生や親から受けるプレッシャーや期待感に、私も子供時代、参観日は嫌だなって感じていました。

学生時代、道徳という授業にも、正直、何の意味があるんだろう?って思っていました。差別やいじめはいけないこと。それは分かるけど、現実には存在している世の中。学校での道徳授業では、良い意見ばかり求められ、認められる。そんな違和感を持っていました。

自分が子供時代に嫌だと感じていた参観日の授業・・・なのに、子どもにはちゃんとしよう!を強要しようとしてしまう。

何とも矛盾した私。その現実に我ながらショックを受けました。

息子は私に「お母さん、今日どうだった?姿勢良かった?」と尋ねてきました。

息子にとっては授業の内容よりも、姿勢のほうが私に見てもらいたかったところだったんだなって後で気付きました。

帰宅して、主人と話をするなかで徐々に冷静になりました。

無理に頑張りすぎない。

分からないこと、興味のないことにこだわらない。

友達と比べてどうかを気にしない。

そんな息子のマイペースさ。

実はとてもすごいことじゃないかとあとから思えてきました。

私の子供時代にできなかった生き方をしようとしている息子。

これをマイナスにしか思えなかったら、どうなってしまうのでしょう?

もしかしたら、無理矢理、親の期待する方向に導こうとしてしまうかもしれない。

親の思いや生き方は子供にも伝わりやすいものです。

子どもにこうして欲しいとか、これはダメとか、ついつい口を挟みたくなります。

そして、子供が自分の思い通りにならないと勝手に心配になったり、落胆したりする。

結局、子供のためって思っているかもしれないけど、子供にとってもいい迷惑だったする親のエゴ。

私の今までの人生で培われてきた悪い思考の癖。・・・

気づくことですこしづづ変わってきてる気がするけど、なかなか抜けきれない部分がときどき顔をだします。

正直に自分らしく生きる息子。

どんな息子の姿も、息子を無条件に見守れる母親に近づきたいなって思った参観日でした。

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