木は蘇る

現在、リノベーション工事中の旧茶屋。10年以上使用していなかったため、外の木にコケがついたり、床がひび割れたり、手を加えてあげないといけないところが色々とあります。

私自身のこだわりは、いたってシンプル。

自然素材に囲まれた内装。

子供や大人、皆が安心して過ごせるように安全な作り。

癒やしだけじゃなく、遊びの要素もとりいれたい。

なので、店内には大好きな木がたくさん使われています。私の思いにとことん付き合ってくださる、建築屋さんとのご縁もいただきました。

某有名テーマパークの造形を施されたすごい方。その方の感性がまた素晴らしく、それぞれの得意技と職人魂をもった仲間がチームでお仕事をされています。ただ、仕事をするだけじゃ、つまらない。「楽しさ」あってこその仕事だと。幸運にも、その「楽しさ」の部分に、私の思いが届き、今までやったことのない面白い仕事になりそうだ、応援したいと言ってくださいました(^-^)

新しいものを生むこともお上手なのですが、古いものを再生せたり、活かしたりしながら、あるものを大切に使ってくださる、そして、ニーズを汲み取ってくださる･･･ほんとに職種は違うけれどいつもその姿勢に学ばさせていただいている気がします。

「木は捨てるところは何もない。いくらでも蘇る。」そんな素敵な言葉をかけてもらい、その言葉どおりに、もともとあった木のテーブルや椅子、置物などが、かたちを変えながら、どんどん蘇っていってる様子が嬉しくてたまらないです。

古くなったらサヨナラではなくて、またこれから私と新たな歩みをはじめる建物。茶屋とは違った空間に生まれかわりつつあります。