いなくなった赤ちゃん

２週間程前、息子が「〇〇くんのお母さん、赤ちゃんが産まれるんだって」と教えてくれる。

以前から、赤ちゃんが欲しいと話してたので、そんな知らせを聞いて、良かったな～って思っていました。

そんななか、昨日、久しぶりにそのお母さんにお会いしたら、「赤ちゃん、いなくなっちゃったんです…」と。

私が尋ねたわけでもないのに、自分から赤ちゃんのことをお話されました。

赤ちゃんを失う悲しみや辛さは想像できても、実際の思いはその人にしか分かりません。

赤ちゃんを授かりたくても授かれない気持ちだってそうです。どんなに情報をたくさん取り入れて知識を増やしても、どんなにたくさんのお金と時間を費やしても、生命というのは操れないところにある気がします。

命は神様からの授りもの。

小さな生命の誕生は奇跡。

当たり前のように迎える一年ごとの誕生日だって、実は当たり前ではなく、１日１日が大切な瞬間の連続なのだと。

女性は妊娠、出産を通して、命の重みを深く感じます。

一度はお腹の中に来てくれた赤ちゃん。

短くても可愛いって思えたり、ありがとうって思えたり、お母さんの気持ちを和ませてくれたことに違いはないと思います。

いなくなっても、なかったことには出来ない大切な存在として、これからもずっと心に残っていくはずです。

今、生かされている私の命も、そして、私の子供達の命も…大切にしていきたい。

そして、産んでくれた母にもあらためて感謝したい。

命って、生きてるって、それだけで素晴らしい。